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駒ケ根市女性議員連盟の4名ご来社/女性活躍に向けた取り組み

2021.07.01

駒ケ根市の市長や市議会議員の方の中で、地域振興していく上で、
「進学で地域を離れた若者のうち、特に女性が、働きたいと考える場所が少ないから戻って来られないのではないか」
「地域で活躍される女性の皆様の声を伺いたい」
という疑問と要望があり、女性議員連盟の4名の現職議員にご来社いただきました。

内容としては、取締役や私の方から、現状の事業内容、職場環境や変革状況をお伝えした後に、
女性社員3名も入り、女性から見た職場環境の変化や子育て世代のリアルをお伝えしました。

女性議員の方たちからは、以下のような質問があり、参加した社員に回答してもらいました。

主な質問・回答は下記となります。

Q:仕事と育児や子育てを両立する職場環境として、現状いかがですか?
A:昔は、結婚、子どもが出来たら退職する人が多かったが、今は子育て世代の先輩たちが産休・育休も取り職場復帰しているのを見ているため、
  安心して働いている(Aさん)。
 (*現状育休復帰率100%(2015年以降))

Q:駒ケ根やこの地域では、県外へ出た人から見ると、女性が活躍できる場が少ないと感じていると思うが、どうですか?
A:私自身は、東京でIT関係システムエンジニアとして働いていて、夫が地元出身であったため、子育てのタイミングで移住となった。
  この地域で復帰を考えた時に、システム開発会社やIT企業がそもそも募集は無かった。よって見方を変えて総務での募集を見て、
  ご縁もあって当社で社内システムエンジニアとして仕事をしている(Bさん)。

Q:女性としてのキャリアはどう考えていますか?管理職にもなりたいですか?
A:女性活躍という流れの中で、ただ女性だからというだけで管理職になるというのは嫌です。今は、部署異動で
  新しいことを覚えることが多いため、管理職というよりも、先に周囲の人に聞かなければ出来ない状況から、
  自分で業務が出来る状態に早くしたいと考えている。
  性別で役職がつくのではなく、男女関係なく能力で評価して欲しい(Cさん)。

Q:女性の立場から、行政への要望は何かありますか?
A:・女性活躍ということで、女性支援の仕組みが出来ていることは理解しているが、まだ男性側が休暇や子育てに参加する仕組みが少ないと感じている。
   男性側をサポートすることで、男性が産休・育休だけでなく、行政としてもっと仕事と家庭の両立をしやすく出来るような支援も
   あると良いのではないか?
  ・男性でも女性でも、休むことでキャリアの道が立たれるということがなくなると、もっと両立支援も進むのではないか?
  ・まだ地域活動等でも、保育園でひよこ安全活動等は、男性でも良いはずなのに、役は女性と決まっていたりする固定概念がある。
   そういった日常的なところから意識を変えていく必要は感じる。

Q:企業としては、女性活躍についてどのように考えて取り組まれていますか?
A:・技術の会社であるため、技能・スキル・専門性を伸ばすこと
   事業承継する前は、結婚・子育て世代が辞めてしまうことが多く、キャリアもあまり考えられてはいなかった。
   現在は、男女の性別は問わず、技能・スキル・専門性を磨くことの大切さを第一に伝え、個々の要望・特性を踏まえて、
   キャリアパスをしっかり描くことを大切にしている。例えば、新卒入社後は、資格取得を積極的に推奨しており、昨年入社した高卒2名については、
   加工の技能検定3級を取得し、今年は2級に挑戦する予定。
  ・親会社と社内での教育による意識変革について
   役員2名は、一部上場企業出身であり、職場の女性活躍、ダイバシティ、ハラスメント対応等は20年以上前から取り組んでいる。
   中小企業の当社では、まだ十分なレベルではないが、親会社が6月24日東証マザーズに上場したこともあるので、
   企業レベルはグループ全体で上場企業水準に引き上げていけるように教育も実施していく予定。

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